グランドキャニオンのツアーで、『アンテロープキャニオン』は人気の高いお立ち寄りスポットです。そして、インスタ映えスポットとしても人気が高い観光地です。
アンテロープキャニオンは長い年月をかけて自然が作り出した造形美です。何層も重なった地層が光が射し込むことで映し出されて、それはとても美しくみえました。
鉄砲水という水の侵食で削られた岩の間に、太陽の光が射し込む「ザ・ビーム」がとても神秘的で、これをみるために5時間近くかけて車を走らせるのも納得です。
アメリカの先住民族のナバホ族の聖地であり、彼らが『アンテロープのツアー』を管理しています。僕たちもナホバ族に案内をしてもらいおすすめの写真スポットを教えてもらいました。
今回は、アンテロープキャニオンで神秘的な写真を撮るための時間帯やテクニック、そして実際に撮影した写真などをご紹介します。
アンテロープキャニオンとは?
アンテロープキャニオンは、アメリカの先住民族ナホバ族の自治区内にあります。以前は、ナホバ族しか立ち入ることができなかったエリアです。
1997年から旅行者が観光として訪れてもよくなりました。それから、SNSの写真などで話題になって大人気の観光スポットになりました。観光するには、ナホバ族のガイドツアーに申し込んで、ガイドをしてもらう必要があります。
アンテロープキャニオンは3つのキャニオンがあります。アッパーキャニオン、ロウアーキャニオン、キャニオンXです。
今回は、アッパーキャニオンのツアーの詳細をブログにまとめています。渓谷内に太陽光が射し込む確率が高いので、アンテロープキャニオンの中でアッパーキャニオンが観光客に一番人気があります。
他のキャニオンに比べて、足場が悪かったり、階段の上り下りがあったりしはしないので観光しやすいのでオススメです。
場所はどこにあるの?
ラスベガスから450kmほどのところにあります。車でだいたい4時間半ほどのところにあります。
バスから撮影した駐車場の写真になります。バス以外の普通車もとまっているので、個人で申し込んでツアーに参加する方もいるようです。
車で10分ほどのところには、馬の蹄の形をした渓谷ホースシューベンドという人気の観光スポットもあります。
住所:Arizona 86040
観光の所要時間はどのくらいが適切?
駐車場からアッパーキャニオンまでは車で20分ほど移動した先にあります。往復で40分かかります。そして、アッパーキャニオンのツアーはナホバ族のガイドさんが導いてくれますが、僕らは約60分ほどでした。渓谷内の混み具合によって多少前後はしそうな感じがします。
移動時間と観光時間の合計で100分ほどを見ておくと良いでしょう。
アオススメの時期・時間帯とは?
アッパーキャニオンに行く方の目当ては「ザ・ビーム」といわれる光が射し込むシーンをみたくて観光に訪れると思います。
その光が射し込む時間帯をプライムタイムといいます。
実は、プライムタイムは1日8回ほどアッパーキャニオンのツアーは行われていますが、その中で2回ほどしかありません。太陽の方角によって見える時間帯が決まっているのです。
時期としては、3月の後半から9月の後半までになります。
プライムタイムのツアーの予約は半年前からしておかないと予約が取れないこともあるそうです。お世話になったNEVADA KANKO SERVICE(ネバダ観光サービス)さんは、半年前より予約をしてプライムタイムにツアーが組めるようにしてくださっているそうです。
アッパーキャニオンを楽しむために注意点とは?
アンテロープキャニオンはナホバ族の自治区内にあります。彼らが全ての実験を握っており、彼らのルールに従う必要があります。当日、ツアーガイドさんから各参加グループごとに荷物の持ち込みについて指導があるほど、厳重でした。
以下のルールを守ってツアーには参加してください。
カメラと水以外持ち込み禁止
以前はバックを持ち込んで良かったのですが、観光客同士のトラブルがありカメラと水以外は持ち込み禁止となっています。
ビデオカメラは持ち込み禁止です。GoProもビデオカメラとナホバ族の方は認識されているので持ち込みは出来ません。
貴重品は首かけのパスポート入れに
カメラと水以外の持ち込みを禁止されたら貴重品(財布やパスポート)はどうすればいいのか?と思いますよね。
これはナホバ族にバレないように首かけのパスポート入れを持ってきて服の中に入れておくようにするように言われました。
しかし、僕らは観光バスの中に自己責任で財布やパスポートは置いておきました。万が一のことがない限り、大丈夫かなと思います。万が一のことがあるので自己責任で判断してくださいね。
撮影機材はカメラ、スマホなど複数でなく1台にする
アッパーキャニオンへ行く目的の多くは素敵な写真と撮りたい!インスタ映えする写真を撮影したいということではないでしょうか?
僕らは、アッパーキャニオンだけで1000枚以上の写真を撮影しました。ガイドのナホバ族の方も、渓谷の砂の層をいかにうまく撮影するかを教えてくれながらガイドをしてくれます。
また、おすすめの撮影スポットも教えてくれながら案内をしてくれます。
僕らが参加したNEVADA KANKO SERVICE(ネバダ観光サービス)さんは、アッパーキャニオンで幻想的な写真を撮影する方法をバスの中でレクチャーをしてくれました。
iPhone、Android、一眼レフ・コンデジでは、それぞれ設定の仕方が違いました。
カメラとスマホの2台を持って行く方は少し大変ですので、僕のおすすめはスマホかカメラどちらか1台に絞って撮影をすることをオススメします。普段、一眼レフやコンデジのマニュアル設定で撮影をされていない方はスマホで撮影をした方がいいと思います。
アッパーキャニオンでインスタ映えする撮影の仕方はこちらをご覧ください。
いざ、アッパーキャニオンへ
はい、ここからは現地のツアーの流れをお伝えしていきます。
↑とても親切でお茶目な添乗員の相沢さん
先ほども言いましたが、アッパーキャニオンに到着するまでのバスの中で添乗員さんが、持って行く荷物のチェックやインスタ映えする撮影の仕方を教えてくださいました。
車に乗ってアッパーキャニオンへ移動
1台12名乗って20分ほどかけてアッパーキャニオンに移動します。他の観光客と混ざってのツアーでした。僕たちのガイドは『ニーダ』という女性の方でした。アメリカの先住民族のナホバ族が案内するということで、どんな人なのかなと思ったら普通の服装だったので少し拍子抜けしました(笑)
↑スマホで女性2人を撮影しているのがガイドの『ニーダ』さんです。
出発前には、アッパーキャニオンでの注意事項を英語で説明受けます。事前にツアーの添乗員さんから説明ががあったので僕らは英語がほとんど分かりませんが大丈夫でした。
以下に簡単にまとめましたので参考にしてみてください。
アッパーキャニオンの観光ルール
ツアーを円滑に行うために
・写真撮影は行きのみ撮影OK。帰りは撮影はしてはいけない。
・渓谷内は右側通行で移動。
また、「太陽光が射し込むのは一瞬なのでガンガン撮影してね!」とニーダは言っていました。そして、ニーダも詳しくカメラの設定について教えてくれました。
車で移動の際は、風が強いので帽子が飛んでいかないように注意しましょう!僕らは水は、移動中に口を潤わせて、車にペットボトルは置いていきました。
ペットボトルを持ちながらの撮影はしにくくなると思いますので、写真をたくさん撮影したい人はペットボトルは車内に置いていきましょう!そして、日陰になるベンチの下に置いておきましょう。
アッパーキャニオン入り口に到着です。どんな景色が待っているかワクワクですね。早速、中に入ってみましょう!
アッパーキャニオンで光が射し込む写真を撮影
入り口はいってすぐに、光の射し込むシャッタースポットがあります。いきなりだったので僕らはビックリしながらもシャッターを切りました。僕は、一眼レフカメラで連写モードにしていたので、かなりの数を撮影しました。
渓谷に光が射し込む写真をスマホでも見事に撮影できました。ちなみにiPhone8+で普通のカメラで撮影をしています。
光の入ってくるほうにカメラを向けてみるとこんな感じです。神々しい光が谷の隙間から降り注いでいます。
こんな感じで帰りのグループも帰ってくるので誰もいない時は一瞬です。そのタイミングでたくさんの写真を撮らないといけません。なので、事前に綺麗に取れるカメラ設定をしておく必要があります。アンテロープでインスタ映えするカメラの設定方法はこちらをご覧ください。
アッパーキャニオンの撮影スポット紹介
アッパーキャニオン内の撮影スポットは、ガイドの『ニーダ』が何度も教えてくれました。
ハートポイント
ニーダが僕らのスマホを代わりに撮影してくれた写真です。ハートポイントを代わり撮影をしてくれました。
ニーダ作ハート
僕らが撮影ではいまいちでした。。。。↓
ガイドの写真技術は凄い!
その他にもニーダが僕らのスマホで代わりに撮影をしてくれました。ガイドは撮影の仕方をスポットごとで紹介をしてくれます。岩のどこにあてて、フィルターのモードを変えると綺麗に撮れるよ!みたいなことをいろいろと教えてくれます。ガイドさんの近くにいることをオススメします。
渓谷の層が綺麗に出ていて素敵です。
天高く層が連なる撮影スポットです。
スマホのカメラのフィルタ機能を変えて撮影をすると表情が変わって写ります。さきほどまでとは違ったテイストの写真になります。
陰影があって綺麗に撮影がされています。
アッパーキャニオンの中はかなり狭い
1グループ12名いますがそのグループが10グループ以上いて、すれ違います。ですので、かなり狭い中を歩きます。
頭上を注意しないと岩に頭をぶつけることもあります。写真に夢中になりすぎないように注意してください。また、帰りのグループとのすれ違いをスムーズに行うように右側通行を意識してくださいね。
狭すぎて行き違いになれない箇所もありました。その場合は譲り合って順番に進みます。
折り返し地点に到着
ここは渓谷を抜けた先の折り返し地点です。僕は一眼レフカメラで、弟はiPhoneでずっと写真を撮影していました。
帰りの道中は一切カメラでの撮影はせずに景色をみながら戻ります。行きはほとんど写真を取っていたので、なんか帰りの方がじっくりとみれたかなと思います(笑)
アンテロープのインスタ映えする写真:リア旅ガチ本音情報
この写真実はガイドの『ニーダ』が靴で砂を蹴って、砂埃をたてて光が入っている写真を撮りやすくしてくれていたんです。
入ってすぐの一番光が入ってくるところで『ニーダ』は、「今がシャッターチャンスだよ!」と言ってたくさん写真を撮らせてくれました。
ツアーは一番はじめのグループがシャッターチャンスが多い
1日8回のツアーの時間帯があると言いましたが、1回のツアーで10グループ以上に別れて行われます。僕らは2番目に入れるグループでした。1番目に参加した人の写真をみせてもらうと、アッパーキャニオンでの自分たちのショットをたくさん撮れていました。僕らは12人いるグループの中の半分くらいしか撮れていなかったので、先のグループに入れば良かったなと思いました。
僕らは18人の団体で予約をして、グループが2つに別れました。その時に僕らは2番目の後ろのグループに入ってしまったので、初めのグループより少し撮影時間が短くなったり、アッパーキャニオン内で自由に撮影ができなかったかなと思いました。後のグループになればなるほど前後のグループに挟まれていてシャッターチャンスは少なかったと思います。
でも、僕らは1000枚ほどの写真を夢中で撮影し続けて、楽しかったので大満足のツアーです。写真好きの僕らにたまらないツアーです。
グランドキャニオンのツアーでアンテロープキャニオンは行くべきか?
もちろん、イエスです!
理由は、
写真撮影が楽しめる
光が射し込むスポットの他にも撮影の名所がたくさんあります。綺麗な写真がたくさん撮れるので非常に楽しかったです。
夢中になって写真をとりまくりました。かなり真剣に写真撮っていますよね(笑)
涼しい中観光できる
アッパーキャニオン内は日陰でかなり涼しいです。グランドキャニオンやセドナのツアーは基本的に暑い中で観光することが多いので、観光のしやすさという面でもオススメです。
60分ほど歩きましたがあまり疲れは感じませんでした。直射日光もなく気温も低いので体力も賞もせずに観光できるのはおすすめの理由の1つです。
近くにもう1つのオススメスポットがある
アンテロープキャニオンのアッパーキャニオンの近く(車で10分のところ)にはホースシューベンドというオススメの観光スポットがあります。
馬の蹄の形が似ていることからその名前がつけられている渓谷は、かなりの迫力があります。300mの絶壁ですが柵は1つもありません。アンテロープキャニオンとは違った絶景がみれるのでおすすめです。
ホースシューベンドの観光情報はこちらをご覧ください。
リア旅:アンテロープキャニオンのまとめ
今回はアンテロープキャニオンのアッパーキャニオンを楽しんできました。グランドキャニオンツアーの中で、渓谷内を散策できるというツアーで他とは違った体験ができて非常に良かったです。
むさぼるかのように写真を撮って、夢中になれました。こんな機会って日本ではなかなか無いなって感じました。前半の40分ほどの道中はあっという間に時間が過ぎました。
グランドキャニオン自然公園に行く際にはぜひ立ち寄って欲しいスポットです。
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